60歳以上でも挫折しない、初心者の方専門のパソコン教室です。

厚生労働省の発表によりますと、現在65歳以上の高齢者のうち、4人に1人が認知症及びその予備軍と言われ、今から10年後の2025年にはその数は1,000万人を突破するとの試算も出ています。

2015年1月、政府は認知症対策を国家戦略と位置づける中、国を挙げて認知症の施策を推進する「新オレンジプラン」を発表しました。認知症予防への対策も重要項目のひとつと位置づけられています。また、5月には日本郵政と米IBM、米Appleが提携し、日本の高齢者向けにiPadを提供して生活をサポートする新事業を行うと発表がありました。

一方、これまでの調査研究から、「習慣的に頭を使うこと」と「人とのつながりを持つこと」が認知症予防につながることがわかってきました。パソコンやタブレットは、指先を使うことで脳が刺激されること、様々な創作活動を通して脳の認知機能向上につながることから、認知症予防のひとつとして今、注目を浴びています。

アットホームは、２０１１年の開校以来、職業訓練校として主婦を中心にパソコン習得と就職支援で地域の皆様の雇用改善に貢献してきました。

また、シニアの皆様からの「パソコンを習いたい」と言う要望を受け、２０１３年よりパソコン教室を併設し、パソコンやインターネットの利活用をお伝えしてきました。　多くのシニアの生徒様と接する中で、「いつまでも元気に暮らしたい」「孤独に不安を感じる」という声をたくさん聞いてきました。

認知症予防は誰でも直面する国民的課題であり、地域の人々がいつまでも安心して元気に暮らせるお手伝いをしたいとの想いから、
ウォンツ・ジャパン社が開発した認知症予防「脳×元気®」プログラムを導入し、「いきいきクラス」として、2015年10月より講座をスタートします。

ＩＴの利活用と認知症予防を目的にした「いきいきクラス」の開催は県内初の試みです。（姉妹校である水戸市のいきいきクラスミオス校様と共同で取り組んでおり、今回牛久市と水戸市での同時開催となります）

　同プログラムは少人数のグループ形式で行われ、iPadの便利な活用法を学び、旅行の計画をし、最後にグループで旅行に行きます。楽しみながらITを学び同時に脳を鍛える事のできる内容になっています。

特徴としては

１）認知症予防につながる知的活動を長期にわたり習慣化、

２）高齢者の生活の質の向上につながるiPadの利活用法を習得、

３）シニア同士がつながり合えるコミュニティーを形成、

以上の３点が特長です。

また同様のプログラムは、全国16都道府県で導入されており、各地域の皆様から喜びの声をいただくなど、全国に広がりを見せています。 「5年後の東京オリンピックをみんなで元気に観戦しましょう」が目標です。





　講座開講に先駆けて、認知症予防につながる生活習慣、高齢者の生活を便利にするタブレット（iPad）やインターネットの利活用などを、楽しみながら学べる無料イベントを6日間、当校にて開催します。

今回のイベントをきっかけに、デジタル機器を使いこなしながら生涯現役でいきいきと活動する「スマートシニア」の創出、ならびに人と人とがつながる街づくりを目指してまいります。　

参加者のICT利活用スキルの習得と健康増進（認知症予防）を目的に、中高年・初心者向けICT教材制作の株式会社ウォンツ・ジャパンにて開発。

プログラムの監修を、認知症予防研究の第一人者である東京大学 高齢者社会総合研究機構 特任研究員の矢冨直美氏が担当しています。

2014年5月に開催されたITヘルスケア学会 第8回年次学術大会では、プログラム参加者に対する効果の優位性を論文にて発表しました。